† デジタルパソコン牧師。
今から33年前(1988年)ある牧師さんが、私に自分の事を「私はデジタルパソコン牧師で、神の言葉のみです」と紹介したのであった。この先生から多くのパソコン応用について学んだ。今時は、ほとんどの牧師がデジタルパソコン牧師である。恐ろしい程の進化を遂げているのがデジタルの世界で、パソコンの性能は著しい。40年以上もパソコンに係わっているとよく解る。このように道具が善くなったら、よいものが創出されるはずである。アナログよりはデジタルというわけだ。しかし、人間の頭は機械化されてはまずい事になる。人間は関係によって生きるアナログ(物理量)的である。人間関係の現実は、心を伴った愛であり、誠実さである。世の中がAI(人工知能)やデジタル化が躍進しても、人間そのものは変換されない神の作品(エペ2・10)である。人間はデジタル化に大きく影響され、人間性を疎外される時代になるだろう。しかし、人間は「愛」を必要とするアナログである。教会の使命は、人の生きるのは「いのちのパン」神の愛であることを、世に高らかに示すことである。