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牧師の想い - 「一貫性の喜び」(3)

「一貫性の喜び」(3)

カテゴリ : 
牧師の想い
執筆 : 
細江 和弥 2018/3/18 1:00
 † 長い喜びのために。
   偉大な物理学者スティーヴン・ホーキング博士が76才で逝かれた。難病の(筋萎縮性側索硬化症(筋肉が徐々に硬化して行く病)に犯された当初は、なぜ自分にこの病が発症したのか受け入れられなかった。同じ病棟で少年が白血病で亡くなったことを見た。自分よりも不幸な人がいる事を知り、死が訪れるまで積極的に生きる事を決意した。そして物理学を根底からくつがえすような理論を発表したのが「ブラックホールが蒸発し消滅する」即ちなぜ、あるはずもない熱が存在するのか?という「ホーキングのパラドクス」である。それから10年間、物理学は答を見つけることは出来なかった。要するにそれほどの重大な事実を発見したのであった。物理学は今や「神の数式」に迫ろうとしている。「ダニエルよ、あなたは終りの時までこの言葉を秘し、この書を封じておきなさい。多くの者は、あちこちと探り調べ、そして知識が増すでしょう」ダニエル12・4)ホーキンズ博士に戻るが、過酷な闘病生活に屈せず、研究を推し進め「自分に出来ないことに目をけるのではなく、出来る事に生きれば良い」と、自らを持って、人々を励ました。力強い生涯だった。

 † 最後のけじめまでする。
   「立つ鳥跡を濁さず」この対句には「あとは野となれ山となれ」がある。水鳥は立ち去るときに、水を汚さない(濁さない)ことから生まれたと聞くが、人間として小事にも大事にも大切な、潔(イサギヨ)い一貫性を身につけることだ。例えば小さな仕事であったり、奉仕であっても、しっかりと最後までをやり通す。そこには後始末としての整理整頓や掃除が伴う事もある。それが、けじめである。「小事に忠実な人は、大事にも忠実である。そして、小事に不忠実な人は大事にも不忠実である」ルカ16・10)忠実という言葉の中身に、最後までのけじめが入っていると思っている。これを小事に対して行えるように自分に律して訓練することが、大事を任される忠実に繋がると信じている。今の風潮は、余分なことはしない、労苦しない事が知恵だと考えたり、得する事だと思っている。これは大きな勘違いである。霊性の一貫性の中に、どんな小事にも忠実で、最後までのけじめ(責任)を果たせるようにすれば、その一貫性は偉大な事柄に繋がっている事に気がつくだろう。
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